出先のスマホで確認するといった使い方は
今となっては当たり前だが、
うまく使いこなせば本当に快適だ。
僕はiPhoneを買った2008年の夏から、
紙の手帳を一切使わなくなった。
全ての予定はGoogleカレンダーを使って、
2台のMac、iPhone、iPad、BlackBerryで同期している。
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パソコンでみたGoogleカレンダー。 |
まず予定の修正ができないし、
書き込んだ内容に対して通知もない。
物理的に毎年買い換えないとダメだし、
出先で去年の予定が見たくても見られない。
当然、検索できないので、ひとつの予定を探すのに
パラパラとめくり続けないといけない。
そして何より、紛失すると一巻の終わりだ。
これが一番の理由かもしれない。
これらのリスクや手間が、
手帳をデジタル化することで全て解決する。
さらに、デジタルのカレンダーは、
他人と予定を共有することで、凄まじく便利になる。
ただし、僕はメモ帳だけは持ち歩いている。
矛盾するようだが、
あくまでも補助的に用意しているだけで、
実際に使うことはほとんどない。
どうしてもスマホやパソコンを開けない時や、
ちょっとした作図の時に使う程度だ。
さらに、メモは単なる「一時保管場所」なので、
スマホのカメラやスキャナで保存したら捨てる。
カレンダーの話に戻るが、僕の使い方を例にすると、
3種類のカレンダーを使い分けるようにしている。
iPhoneでみたところ。 |
まず最初からあるカレンダーをメインにして、
「〇〇の原稿を執筆」など仕事の細かい予定を入れるために使う。
Foursquareのチェックイン履歴も反映されるようにしてあるので、
いつどこに行ったかすぐにわかる。
色はデフォルトの青。
【約束、公開用カレンダー】
次に「アポイント」というカレンダーを作って、
「〇〇さん取材@渋谷」とか「〇〇のライブ@新宿」など
主に人と会う予定や、ズラせない予定を入れる。
カレンダーの色は目立つように黄色にする。
さらにこれを「全体に公開」や「特定の相手に公開」する。
例えば恋人同士で共有すれば相手のスケジュールがわかるので、
予定のバッティングがなくなるし、
「いついつは空いてる?」などとわざわざ確認しなくて済む。
シフト制の仕事をしてるなら、ここに「日勤」や「休み」などと
入れておいて相手にシェアすると、デートや旅行の予定も立てやすい。
共有相手からは「アポイント」の予定しか見えない。 |
3つ目は「デッドライン」というカレンダー。
これには「〇〇出版の締切」や「〇〇の解約予定」など、
特に重要な予定を入れてアラームをセットしておく。
色はさらに目立つ赤がいい。
このように目的ごとに複数のカレンダーを作り、
必要に応じて共有するようにしておけば、
全ての予定を見られることはないし、
公開したい予定だけをシェアできる。
いつまでも紙の手帳にこだわらず、
デジタル化できるもの、したほうがいいものを見極めて、
ぜひとも試して欲しい。